素直さ



今日は江戸川橋院の川目が担当します。

今月から江戸川橋院にも新しく向先生が入ってくれました。
まだまだ慣れない環境のなか早く覚えようと私たちの言葉を素直に受け入れ、真剣に聞いてくれます。

今月の徳目である初心を大切にする。
これは素直さも当てはまるのではないでしょうか。
最初のうちは左右が分からない状態です。
故に周りの意見を素直に聞き入れ、また分からなければ純粋に知りたいという理由から素直に聞きます。
慣れが出てくると、いい意味で反論が出ることもありますが悪い意味でも聞き入れなくなります。

素直になることは単純なようで難しいことです。
しかし素直な気持ちで接することで円滑なコミュニケーションがスタッフ、患者さん共にできるかもしれませんね。

因みによく「初心忘るべからず」と言いますがこれは
「物事に慣れてくると、慢心してしまいがちであるが、はじめたときの新鮮で謙虚な気持ち、志を忘れてはいけない」という意味もあるのですが、もう少し掘り下げるとこんな意味になります。
「「初心」とは「始めた頃の気持ちや志」すなわち「初志」ではなく、「芸の未熟さ」、つまり「初心者の頃のみっともなさ」。
初心者の頃のみっともなさ、未熟さを折にふれて思い出すことにより、「あのみじめな状態には戻りたくない」と思うことでさらに精進できる。
そして、若い頃の未熟な芸を忘れなければ、そこから向上した今の芸も正しく認識できる。」

どちらの意味にせよ大事なことですよね。