理念共有

 

こんばんは。

十条院青木です。

 

先日skipにヘルプにいってきました。

 

何名かのスタッフさんはいったことがあると思いますが

skipは接骨院にいらっしゃる患者さんとはすこし感じが違います。

 

 

そんななかある患者さんの言葉が私の心に響きました。

 

「わたしは息子とお嫁さんと住んでいます。

お嫁さんは実の娘のように愛らしく、とても親しくさせていただきました。

しかし前にこんなことを言われたんです。

『お義母さんとは義理だから』

わたしはこの言葉に深く傷つきました。

本当に実の娘のように接していたのに・・・

お嫁さんの方は私のことはやっぱり義理としか見てなかったんです。

とても寂しく思いました。

それから家族には遠慮するようになりました。

手を繋いで歩きたいのに、そうできないんです。

 

だからここの方々は私の手を嫌な顔ひとつせずとってくれてとてもうれしいんです。」

 

お嫁さんが本当にそのようにおっしゃったのかはわかりません。

しかしそれでその利用者の方が家族に遠慮されて傷ついてしまいました。

 

手を繋いで支えてくれるだけでうれしい

 

それだけでいいんです

 

 

その言葉にわたしはぐっときてしまいました。

患者さんにあれしてあげよう、これしてあげよう、と考えることはとても大切です。

そのための治療院ですから

 

しかしもしかしたら、独居のかたはとくに

 

もしかしたらただ一緒にいてほしい

手で触れてほしい

手を繋いでほしい

 

それだけで十分と思っている方ももしかしたらいるかもしれません。

 

患者さんの本当の心に寄り添えているか

 

考えさせられる一日でした。