理念の共有。

土曜日担当の林です。

 

デイサービスには身体的不自由のある方以外にも脳や精神的疾患のある方も多くいらっしゃいます。

 

先週から週一回の利用をされている88歳のアルツハイマー認知症の利用者さん。

初回利用の時は初めての環境や出来事が多かったせいか、何を話しかけても露骨に嫌な表情をみせられたり無視されたり、しまいには舌打ちまでされてしまいました。

 

でもこのような攻撃的行動や抵抗はアルツハイマー認知症の症状の一つで、こちら側が理解し受け入れなくてはいけません。

 

 

ところが2回目の利用となった今週は前回のような行動はみられず、気の合う利用者さんも見つかったようでニコニコして運動に参加してくれました。まだ打ち解けるには時間がかかりそうですが、週ごとに様子が変わっていく利用者さんをみていると「これぞまさしく生命力の活性化!」と思い嬉しくなってしまいます。

 

 

ただ、良いこともあれば悪いこともあります。不安障害を持つ利用者さんで初回の利用時は周囲の雰囲気に馴染ませてあげることができず、今週はお休みされました。家に引きこもりがちな方なのでなんとかコミュニケーションをとろうと色々話しかけたりしたのですが、もしかるするとその方にとっては私と距離を縮めるペースが早すぎたのかもしれません。あせらずもっとゆっくり距離を縮めるような関わり方をすれば良かったのかもしれません。かといってせっかく人との交流を持つ場所に来てくれたのだから放置してはいけません。

 

 

介護の奥深さを感じた一週間でもありました。

来週は嬉しいことに見学、契約が毎日のようにあり盛りだくさんの週になりそうです。

どんな人と会えるか、その人の生命力をどう活性化させることができるか今から楽しみです!