三つのスキル

みなさんお疲れ様です。

野口です。

開業して、先月で丸九年が経ち、十年目になりました。

開業は正直自分がそして家族が生活出来るように、それなりの生活をするために開業しました。正直二年目からそれなりの生活ができました。もうその時生活を守るために仕事をしていれば良かったのです。

でも、仕事って守るためだけだと虚しいものになります。
もう、これでイイや。
って何度も思いました。
院展開するたびに借金をして。
リスクが増える不安感。
家族と関わる時間も減り、妻の不安も膨らむし。もうこのままでいいやって。
でも、「食っていける治療家をオベロンで育てる」そんな気持ちが捨てられないんです。
だから、スタッフにツライ環境に追い込んだり、厳しく叱ったりしてきました。
私が勝手に良しと思ってやってきただけなので、辞めたしまったスタッフも多かったですが。
私の祖父も県庁職員で戦後、父などの子供達家族を食べていかせるために四十歳で学校に行き、卒業すぐに開業しました。
今までは開業すれば治療家として食べていけました。でも、今は単に開業しただけでは食べていけません。
だからオベロンで働いているスタッフは食べていけないとダメなんです。
結婚して、子どもができ、家族を養っていかなくてはいけないんです。そして、幸せにならなければいけないんです。
われわれの幸せはまず日常で一番長くすごす職場で感じなければ幸せにはなりません。
そのためにはやりがいが必ず必要です。
患者様の最高の人生を普段の仕事で応援することです。
患者さんの人生に貢献できたと感じた時に私はやりがいを感じます。そして患者さんが最高の人生だったと感じてもらえれば。

そのために自ら考動が大切です。期待される人間にならなければいけません。
昨日の藤田先生のブログで患者さんから学ぶ大切さを書いていましたが、その通りなのです。
そのために絶対必要なスキルが三つあります。
1、親密性のスキル
患者さんやスタッフ、また日常の人間関係でも親密性がなければ成長しませんし、幸せを感じません。人間が一番不幸を感じるのは人間関係だからです。患者さんも親密性を見ています。

2、自発性のスキル
自発性がない人は依存しています。自信のなさと無責任から自分で意思決定できません。今までは~だったので。とか、~と思ってました。とか、言い訳をします。何とかなるさ。と思っています。自分で判断して行動するには責任が伴います。成り行き任せ、人任せにならない人は計画的です。つまり目的、目標を持っています。
3、気づきのスキル
気づきとは何に気づけば良いのか?
それは自分の価値、能力、可能性です。
気づく事によって、親密性が生まれ、自発性も生まれます。つまり気づく事が基本です。自分の役割は何か。自分の責任は何か。自分の感情や人の感情まで気づくようになります。

私は今、ここでどんな役割があるのか。責任があるのか。患者さんに今、どんな声かけが必要か。

常に考えてなければできません。

私は今研修に行っています。八ヶ月続くものです。睡眠時間を削ってやらなくてはなりません。正直しんどいです。やりたくない事です。でも、やりたくなくても、やるべきことなんです。色々な成功事例を聴いたり。多くの経営者との出会いや、そして、経営の勉強や人間力の勉強。これも自ら考動と期待される人間になる、共に喜び合える結果を作る、そして人びとの最高の人生を応援する組織、オベロンにしていくためです。
そして、せっかく研修も行っているのですから、しんどくやるのではなく、楽しくやっていきます。